ナイトガードとは

当院では、歯ぎしりでお悩みの方へナイトガードの作成を行っております。このナイトガードは、歯ぎしりにより起こる身体の不調を予防するためのマウスピースです。
マウスピースにはハードとソフトがあり当院ではハードを使います。
一時的な症状の緩和に使うにはソフトでもいいのですが長期に使うと、マウスピースに穴が開いてしまったり、歯列の広がりなどの弊害が出てくることがあります。

歯ぎしりには、様々な種類があります

歯ぎしりの種類
  • ●グッと咬んで噛みしめているだけのもの
  • ●カチカチとタッピングをしているもの
  • ●ギリギリ音がするほど歯をこすっているもの

これをまとめて一般的に歯ぎしりとよんでいます。
これらの現象によって引き起こされる症状は様々あります。
レントゲン、視診で異常がないのに痛みなどを訴えるものを不定愁訴といい原因も解らずに症状に合わせて治療をすることを対象療法といいます。これは間違ったことではないのですが直接の原因を取らずに治療をするので一時的には良くなってもまた何かしらの症状が出たりします。たいていの場合神経を取ってしまう治療が多く歯の寿命が短くなってしまいます。

歯ぎしりから起こる様々な症状
  • ●冷たいものがしみる。
  • ●歯磨き時キンっと鋭い痛みが走る。
  • ●咬むと一時的に痛みを感じるがそのうち気にならなくなる。
  • ●歯が浮いた感じがする。
  • ●昼過ぎ、夕方くらいから鈍痛、拍動痛がでる。
  • ●歯茎まわりの歯が削れてくる。
  • ●歯茎がやせて歯が長くなった気がする。
  • ●歯の頭が削れてナイフで切ったように平らになってきた。
  • ●朝起きると顎がだるい、口が開きづらい、偏頭痛。
  • ●首筋が張っている、耳鳴りがする。

上記ような症状がある方は食いしばりによって出ている可能性があります。
なぜこのようなことが起きるかというメカニズムは分かっていませんが、疲れた時、嫌なことがあったりイライラすることがあったりストレスがあるとき、体調不良、気温差、気圧の変化など身体に何かしらの負荷がかかった時に強く症状が出るようです。昔お年寄りなどが疲れると歯が浮いていると言っていたのを1度くらい聞いたことがあると思います。

睡眠時の咬む力は通常時の2倍以上

寝ているときには人間だれしもレム睡眠とノンレム睡眠という時間帯が交互にやってきます、レム睡眠時には脳は活動状態にあり眼球運動などもしています。その時に食いしばりなども一緒にやっています。無意識下では通常意識的に咬んだ時の2~3倍の力がかかります。
基本的にきれいに上下の歯が咬み合っている場合上の歯並びの内側に下の歯が咬み合います。その状態でグッと咬みこむと上の歯は外へ広がろうという力が働きます。

これによって歯茎周りの組織が過剰な圧力を受け組織が壊れ歯が長くなったようになるのです、咬んだ状態から少しグリグリ顎を動かしている場合があります、歯茎周りでは一番荷重がかかり歯も少ししなったりするのですが表面の組織が壊されてしまい知覚過敏の症状が出てきます。
咬んでいるだけだったり少しグリグリしているときは根の先の方にも圧力がかかります。歯には歯根膜という咬む力を和らげるクッションみたいな組織があるのですが、食いしばりでは許容を超えてしまうため歯根膜が炎症を起こし咬んだ時に痛みが出たり歯が浮いたような症状がでます。

根の先を圧迫されると歯の中の神経のお部屋に血流がいかなくなり足がしびれた時みたいになり最初は感覚はないのですが血流が戻ってくると弱い拍動痛がでてどこが痛いかわからないけど歯が痛いという症状が出ます。
それだけの力で咬んでいると筋肉や顎関節にも影響が出てきます。基本、顎の筋肉の筋肉痛と思ってもらえれば解りやすいかと思います。なので口が開けづらかったり開けると痛みが出たりします。関節にも圧力がかかっているので炎症が起き痛みがでたりします。

ギリギリ音がするほど歯ぎしりをされる方は意外に自覚症状はすくないのですが、歯が削れて短くなってしまったり歯が欠けてしまったりひどい方は歯が割れてしまう人もいます。
いずれも異常な咬む力によるものなるので寝る時にナイトガードといわれるマウスピースを使います。